介護予防運動教室
転倒予防01
転倒に至る筋力の弱化改善
- 転倒の原因
1. 身体状態の変化
加齢と共に筋力が弱くなる
- ①バランス能力の低下(バランスが崩れたときの修正力が弱くなる)
- ②視野・視力の低下(加齢と共に視界・視力を調節する筋力も低下する)
- ③平衡感覚が鈍くなる(身体のバランスが崩れることに鈍感)
改善するためには、下肢筋力と体幹の筋力維持をしなければなりません。
2. 精神・心理面。
焦って動こうとしたり、不安な心理状態で動くことで危険を察知しにくくなる
- ①緊張・興奮による身体バランスの調整不足
- ②周囲を見る余裕が低下し注意力不足
- ③グループエクササイズやペアエクササイズが有効です
3. 服薬状況
服用している薬の副作用によっても転倒し安い身体状況が生まれます。
- ①血圧降下薬によるめまい・ふらつき
- ②風邪予防のための抗ヒスタミン剤による眠気誘発 緊張感の低下など。
以上が主な転倒の原因です。
改善するためには、楽しく展開できる集団レクリエーションやグループで出来るゲーム形式の運動が有効です。
日常生活の動作改善02
寝た状態から起き上がる、起き上がったら座る、立ち上がったら座る
日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作で、「起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容」動作のことです。加齢と共に使われる筋肉が決まってしまい、立ち上がり動作や車の乗り降り、衣服の着脱に支障を来すようになります。
改善するためには、普段使わない筋肉を使って行動する体力を維持していくことが大切です。
歩行動作の改善03
歩き方分析(歩幅・スピード)、下肢の使い方
歩けなくなる=介護度が上昇するということになります。歩行動作を維持することは相対的な健康維持につながります。加齢と共に歩行速度や歩幅は低下していきますが、年相応の歩行動作を維持する必要があります。
改善するためには歩行動作の分析に従って、自分の癖や歩くフォームのアンバランスを知り、正しい歩行姿勢の維持が大切です。
身体バランスの整え方04
動的バランスと静的バランス
転倒予防や日常生活動作の改善と関連しますが、そもそもバランスとは端的な能力ではなく、静的なバランスと動的なバランスに分けられます。加齢と共に低下するバランス能力を2つの側面から維持することが必要です。
改善するためには、動かない状態で行うバランスエクササイズ(何かにつかまって片足立ち)や動きを伴うバランスエクササイズ(様々な方向に歩いてみる)などの運動が必要です。加えて座った状態から立ち上がるときのバランスや、衣服を着脱する際のバランス維持なども大切な要素と言えます。
開催場所
ましこチャレンジクラブ 筋力元気アップ教室
(益子町民体育館2F多目的室)
介護予防フォローアップ教室
(上三川いきいきプラザ)
筋力アップ教室
(茂木町)
特定保健指導運動教室
メタボ改善教室
(フォレスパ大子)
行政の方へ
今後、市・町の介護保険料の負担が増大し、財政の圧迫が考えられます。介護サービスだけではなく介護予防の運動も提案することで、介護保険料の負担を減らすことも可能になり、動けるうちに運動習慣をつけていただける啓蒙活動もでき、市・町など地域にも貢献し得ると考えております。
加えて高齢者以外の一般市民・町民や小中学生を対象に、運動の重要性を伝える活動も予定しています。以下に一例をあげますので、ご参考いただければと存じます。
特定高齢者・一般高齢者対象運動プログラム
- 要介護予防運動教室
- 転倒骨折予防運動教室
- 姿勢改善運動教室
- 転ばないための日常生活(起居動作がしやすくなるように)
- 高齢者のための貯筋運動
- 日常生活を楽にする運動